2009年2月アーカイブ

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石を川に投げると暗い川底に沈んでいきます。これは誰もが知っていることです。だから、沈んでいく石に向かって「浮かんでこい」と言う人はいません。
阿弥陀様は私たちを見抜かれました。「このものたちはまことなるものを何ももたない。おのれが造った罪悪(つみあく)のため、迷いの命を何度も何度も送るだろう」と。
私たち生きとし生けるものは迷いの命に沈みます。阿弥陀様は私たちに向かって何も要求されません。なぜなら沈むしかないものに「己の力で浮かんでこい」と言ってもどうしようもないからです。 阿弥陀様は、愚かしい命を繰り返すばかりの私たちに「行動」や「心」や「力」を要求するのではなく、ただただ「救い」を告げられました。石を川底から手ですくいあげるように、どうにもならない私たちを、我が子を抱くようにかかえあげ、お浄土に生まれさせ、苦を抜いてくださるのです。 去年のお盆から今年のお盆の間の一年間で、私の住む八代市だけで約1,400人の方がなくなられました。82年間の命もありました、50年間の命もありました、母のお腹から出て数日間の命もありました。約1,400人の方が亡くなられたということはその5倍10倍と涙を流された方々がいたということです。 我が子の亡骸を抱いて嗚咽された方もありました、おやすみと言って次の日起きてこなかったご主人を抱きしめて呻いた方もありました。様々な生き様をおくる私たち、時には呻くことしかできないような私たちに、何か要求するのではなく、共に涙を流しながら「安心せよ安心せよ」と抱きかかえてくださる仏様が阿弥陀様であります。

勝明寺副住職 木下明水

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 あなたが称える念仏「ナモアミダブツ」は、どのようにあなたの耳に聞こえていますか?
 「ナモアミダブツと称えるのだからナモアミダブツとしか聞こえない」という方もおられるでしょう。
 しかし、私が称える「ナモアミダブツ」は、私の耳には「安心せよ、必ず救う阿弥陀が今お前に届いているよ」と聞こえます。
 あなたが「ナモアミダブツ」と称え、その「ナモアミダブツ」が「安心せよ、必ず救う」と聞こえているならば、そのことが一番ありがたいことです。阿弥陀様は、私たちの口を開き、舌を動かし「ナモアミダブツ」という声の仏の姿で出て下さいます。いろんな薄汚いことをはき、人生に愚痴をこぼしてきた口にも「ナモアミダブツ」と届いてくださいます。人生の苦難にうちひしがれてうめき声ばっかりの口にも「ナモアミダブツ」と届いてくださいます。阿弥陀様はどうにもならない私たちの苦しみをともにしてくださいます。そして「ナモアミダブツ」の声の姿で届き、「安心せよ必ず救う」と耳に響いてくださるのです。あなたの耳には「ナモアミダブツ」がどのように響いていますか?
 蓮如上人は新年の挨拶にきた道徳という方に「道徳はいくつになるぞ。道徳念仏申さるべし。」と仰せになられました。そして自力の念仏をいましめ他力念仏をすすめられました。阿弥陀様のはたらきを他力といいます。お念仏出てくる身に育つことはありがたいことです。

勝明寺副住職 木下明水 新年熊本教区テレホン法話

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「五劫(ごこう)」という言葉がある。「劫」とは仏教の時間の単位で、四十里四方の立方体の岩を、百年に一度っきり軟らかな衣で撫でることによってこの岩が磨り減ってしまい、跡形が無くなってしまうまでの時間をいうそうである。その五倍が「五劫」だから、まさに気の遠くなるような天文学的以上の時間といえる。
阿弥陀如来(あみだにょらい)は、その前身の法蔵菩薩(ほうぞうぼさつ)の時、これほどの時間を費やして、私共のことを思いつめてくださったという。「そんな馬鹿な」と、高座に座った布教使さんから、この話を聞きながら、吹き出した子供の頃を今、懐かしく思い出す。
時が流れ、所は変わり、コンピューターを駆使する時代となったが、人間そのものは一向に変わりばえがしない。変わるどころか、ますますどうにもならぬ深みに沈んでいくのが、今日の悲しさである。
この頃、お年寄りの世界で、長生き派と早死に願望派が対立してきた。生きられるだけ生きたいという派と、反対にボケでもしたら大変だから、早くポックリ死にたいという二派がそれである。
ある日、あるお年寄りの一言。「ご院家様、今は結構な世の中、年金はくれるし、病院はタダ同然、ゲートボールも面白い。二度とこられぬこの世なら、生きられるだけ長生きせんと損」とニコニコムード。
次の目、全く同じ人物のネクラの繰り言。「ろくな裟婆ではございません。早うお浄土へ行かんと」どうも息子達から冷たくあしらわれたらしい雰囲気。
実に長生き派と早死に願望派は、一人の人間の中にも同居しているようである。哀れにも年金受取りの帰り際だけ長生き派で、すぐ早死に派に変身してしまうお婆ちゃんも身の周りに意外と多いものだ。
事実、人間の心ほど移り変わりの激しいものはほかにない。その癖、変遷極まりない自己の感情を拠り処としては愚かな過ちを繰り返し、無様な生きざまを晒しているのである。
だからこそ阿弥陀如来は、水が低い方へと流れるように、法蔵菩薩と一段下って救いのスタートを起し、五劫の涙を流してくださったのである。
五劫の思い入れに始まった私の救済が、はや完結したことを物語っているのが、阿弥陀如来像である。木や紙の仏であってもご本尊なればこそ、死んだ我が子の写真が紙とは思えぬが如く、生きたお慈悲が顕れてくださっている。
座ってはおれぬと立ち上り、今にも一歩私の方へと歩み進んでくださって、毎日お念仏の声にまでなってくださっている如来の躍動をもったいなく思うことである。

勝明寺住職 木下慶心「浄土真宗とっときの法話8」

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新本堂落成慶讃大法要にてお手伝いしてくださる方を募集しております。
勝明寺までご連絡ください。

3月23日(火) 事務作業
3月24日(水) 餅つき
3月26日(木) 境内大掃除・設営
3月27日(金) 料理準備

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現在、新本堂前の庭工事をしております。
参道の整備もしておりますので、工事車の出入りがあります。
ご参詣の折には山門斜め前の駐車場か裏門の駐車場をご利用くださいませ。
新本堂落成慶讃法要のときには綺麗な庭も完成してます。
お楽しみに。

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遠近各地よりお稚児さん申し込みが届いております。
神奈川県や広島県からのご参加もあります。
お申し込みの締め切りは3月15日ですが、衣装業者さんの準備のため、お申し込みははやいほど助かります。よろしくお願いします。
詳しくはお稚児さん募集を。

新本堂落成慶讃大法要にてお稚児さんを募集しております。

お子様にとっても親族にとっても尊い仏縁となります。

稚児行列とは、幼い子供を天童児(天上界の童男・童女)の姿に装わせて、お寺の本堂まで練り歩く法要行事です。
3月29日(日)午前10時30分より稚児宿から勝明寺まで行列開始です。

申し込みは勝明寺まで。

◆日時 平成21年3月29日(日) 午前10時30分より

◆場所 勝明寺 熊本県八代市植柳下町1024

◆参加対象 乳幼児~小学6年生

子供1人 15,000円
子供2人 25,000円
子供3人 35,000円
(貸衣装代・参加費・記念品等含む)

※衣装は146㎝までです

◆申し込み締め切り 3月15日厳守

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多くのご門徒様方のご尽力により近年類を見ない素晴らしい総欅八間四面の新本堂が建ちました。数百年に一度の大事業が見事になし遂げられました。ここに新本堂の落成を慶び大法要を二日間勤めます。一日目は山口県の俵山の深川倫雄和上に出講いただきます。滅多に聞けない和上様のご法話を聴聞いたしましょう。二日目は庭儀(稚児出仕)を午前中に執り行い午後より記念法要を勤めます。二日間とも是非お参りくださいませ。お待ちしております。

 

新本堂落成慶讃大法要記念法話

◆日時 平成21年3月28日(土) 午後1時30分より

◆場所 勝明寺本堂 熊本県八代市植柳下町1024

記念法話 講師 深川倫雄勧学和上

 

新本堂落成慶讃大法要稚児行列

◆日時 平成21年3月29日(日) 午前10時30分より

◆場所 勝明寺本堂 熊本県八代市植柳下町1024

参加者は稚児宿集合です。

 

新本堂落成慶讃大法要記念式典

◆日時 平成21年3月29日(日) 午後1時30分より

◆場所 勝明寺本堂 熊本県八代市植柳下町1024

祝賀式典です。踊りなどの出し物募集してます。

平成21年度万人講・彼岸会法要を勤めます。3月に落慶大法要をひかえておりますので、彼岸会も2月に併修します。佐々木高彰先生に出講していただきます。日本全国を法話で飛び回る面白くて有り難い先生です。是非お参りくださいませ。どなたでもおこしください。

 

万人講・彼岸会法要

◆日時 平成21年2月27日(金) 午後1時30分より

◆場所 勝明寺本堂 熊本県八代市植柳下町1024

勤行 法話

講師 佐々木高彰氏 (山鹿組・常法寺住職)

 

彼岸会・第二納骨堂彼岸会法要

◆日時 平成21年2月28日(土) 午後1時30分より

◆場所 勝明寺本堂 熊本県八代市植柳下町1024

勤行 法話

講師 佐々木高彰氏 (山鹿組・常法寺住職)

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