
2009年3月アーカイブ


二日目は稚児行列です。
お稚児さん185名!保護者220名!
・・の予定が、保護者が多くなりましておそらく500名ほどの行列になりました!
時間ができて急遽参加された方多数!ありがたい!
そのかわり弁当不足におちいりました!すいません!
大変でした!しかし!ありがたい!
またまたありがたいことに、天気予報では28日も29日も傘マークでしたが、二日間とも雨降らず!
ある法中さんに冗談で「晴れたのは私の日頃のおこないが良いからですかねー?」と聞くと、「日頃のおこないと反比例するらしいぞ」と返される。
お坊様は面白い方が多い。
朝10時10分、稚児宿に法中30名、お稚児代表17名が集まり、勤行。
そして稚児の宿主からご挨拶をいただき、記念撮影。
そして爆竹がなり、いよいよ行列の開始です。
行列の先頭は仏旗をかかげた副総代長2名。それを颯爽と先導するは会係の林先生。
雅楽のお坊様がすぐあとに行列。すばらしい雅楽の音色に集まった方もうっとり。
皆さん感動されておりました。いいですねー。
そして総代と婦人会の行列が続く。裃と留め袖がみなさん良くお似合いですよ!
お稚児さん代表が白象を引き、その後を500名ほどの大行列!
行列の最後尾は朱傘と住職と私副住職。
山門に到着して甥っ子とパチリ。
甥っ子は北九州のお寺の跡取りなので色衣に五条袈裟。かわいらしい。
私も子どものころ赤い衣と五条袈裟で行列したものです。
それからお稚児さんと保護者さんで記念写真を6回に分けて撮影。
子供さんの顔がなかなかカメラにむかないので、カメラマンの本田さん声をあげて「こっちですよー皆さんこっちみてくださいよー」と。
子供の気をひくためにしまいには「アンパンマンですよ-」と叫ぶ本田さん。アンパンマンなんてどこにもいないのに。おもしろかったです。
会奉行本山先生も会係も「こっちこっち」と声を子供達にむけてくださる。ありがたい。
本山先生の笑顔に子供も保護者も笑顔。
みなさん、お坊様の笑顔も良いでしょ。
最後に勝明寺総代と婦人会で記念撮影。
お昼からは記念法要。
法要直前の法中さんの後ろ姿をパチリ。
「七条袈裟は後ろ姿が美しい」と先輩に言われたので撮ってみたが、たしかにいい!
行事鐘が響き、いよいよ記念法要がはじまる。旧玄関から本堂へ庭を通ってむかう私。
39名の法中様ご出勤。
写真は行道(ぎょうどう)中です。
お念仏響きわたる。正信偈響き渡る。雅楽響き渡る。
なんともありがたい荘厳な法要となった。
そのあとは無事に記念式典。社寺建設の宮崎建設様と内陣荘厳のさわの道玄様にも来寺いただく。ありがとうございました。
このお二方とのご縁がなかったならばこんな立派な本堂は完成しませんでした。
最後は門徒さん集まっての祝宴。ほんとうに皆さまお疲れ様でした。
出し物いっぱい、踊り、フラダンス、歌、バイオリン、大正琴、舞。
こころなしかいつもより皆さん大きな声で笑いながらの祝宴。
お酒もうまいですな!
当山阿弥陀如来様、ぬかりないお育てをありがとうございました。
みなさん、一段落しましたらまた色々と法要のことを書きますね。
それでは!


おかげさまで新本堂落成慶讃大法要が無事勤修されました。
初日は宗祖親鸞聖人750回忌をお待ちうけし、さらに先々代の十世住職の50回忌も勤修。
ご報告いたします。
この大法要を迎えるために多くのご門徒様方がご尽力くださいました。
設営、駐車場の整備、法中接待、会計、本堂整備、受付、料理、配布物の整理、鐘うち、それぞれの担当場所で見事な働きをしてくださいました。すばらしいです。ありがとうございます!
仏様のまわりの荘厳(しょうごん)も徹底的に美しく。
母の仏華も見事でした。
本堂の準備も整い、あとは参詣のご門徒様、遠近各地より来られるお客様をお待ちするばかり。
庫裏(くり)のほうではご法中(ほっちゅう)方が七条袈裟、色衣、切袴という僧侶の礼装中の礼装にお着替え。
この写真で3分の2!圧巻!
初日は結衆(けっしゅう)18名、列衆(れっしゅう)42名!
満堂の中、行事鐘が高らかに響き、法要がはじまる。お念仏の声響く。
法中様方も内陣へ出勤。圧巻!
当山十二世住職が祖師前で焼香をし、登礼盤へむかう。
三奉請(さんぶじょう)で鳥肌が立ちました。
結衆・列衆・会奉行・会係・司会・寺族と実に本堂内に僧侶が70数名いたわけです。
本堂が揺れるかのような声明。
表白の後に、正信偈。ご門徒様方と僧侶の声が植柳の地に響く。
当山の御本尊様はこの荘厳な法要をどのように眺められたのでしょうか。
お勤めのあとに法中で記念写真をとりました。
こんなに大勢の七条袈裟をつけたお坊様を目の当たりにするのは一生のうちに一度くらいでしょう。
その後、山口県俵山の和上、深川倫雄勧学和上に記念法話をいただく。
有り難いご法話で、涙が出てくる。
和上を慕うご法中方も最前列でお聴聞。
みんなにっこりとうっとりと阿弥陀様の話を聞かせていただく。
この尊いお法に遇えてよかった。
記念法話ののちに、住職謝辞、そして住職演奏の恩徳讃(おんどくさん)で初日は無事勤修。
和上を囲んで、親族と聴聞されたご法中様方で写真をパチリ。
ありがたい一日でした。
皆々様お世話になりました。
この大法要を見事仕切ってくださいました会奉行本山先生、会係林先生、藤岡先生、山隈先生ありがとうございました。司会の那須先生、さすがの名司会。八代組若手僧侶清流会もさすがです。西本先生、日隈先生、武藤先生、松岡先生ありがとうございました。
法要もありがたいが、この地に十三代つづいた勝明寺をまもってきた住職もありがたい。420年まもってきたご門徒様方もありがたい。
そしてなによりも阿弥陀如来様のぬかりないお育てがありがたい。今、この私の口になんまんだぶつと出て下さることがありがたい。
みなさん、よくぞ生まれ難い人間に生まれてこられました。
みなさん、よくぞ遇い難いこの尊いお法に遇われました。


あるご門徒さん宅に小学生のおもしろい女の子がいる。
3年生か4年生くらいの女の子。面白い子で、おばあちゃんとお寺に行くのが大好き。
おばあちゃんが一人でお寺に行くと泣いて悔しがる。
なぜならお勤めするのが大好きなんですと。だからお寺に行けないと泣くのです。
聖典をおしいただいて、聖典を開いてお坊さんと一緒にお勤めするのが大好き。なんとうちの父ちゃんのファンなんだと!
毎月お参りに行くと、家にいるときは必ず後ろに座ってくれる。
最近、親鸞聖人がお書き下さった『正信偈』のお勤めを暗記中らしい。
いま現在2ページ暗記完了!
私が「ぜんぶ漢字だから意味わからんだろ?」と聞くと、ニコニコと頷く。
「じゃあ今日は少しだけ教えてあげよう」と言うと、目を輝かせる。
明水「法蔵菩薩因位時(ほうぞうぼさついんにじ)とあるでしょ、これは阿弥陀如来という仏さまが法蔵菩薩という位にさがられたときにという意味なのだよ。わかる?」
女の子「・・」
明水「ほうぞうぼさつという菩薩さまのくらいのときに、君のことをどうにかしなきゃと思われたんだね」
女の子「・・」
明水「君が生まれるもっともっともっと前から君のことをずーっと思ってくださったんだね法蔵菩薩さまは」
女の子「・・」
明水「それで長い長い苦労を君のためにしてくださったんだね」
女の子「・・・・」
明水「覩見諸仏浄土因(とけんしょぶつじょうどいん)とあるでしょ、この覩見というのには見るという字が入ってるでしょ。法蔵菩薩さまは君のために210億の仏さまの世界を見たんだね」
女の子「・・・・!!!!」
明水「そして君をすくいとるすばらしい世界をつくられたんだね」
女の子「・・・・」
明水「長いご苦労の末に菩薩さまから仏さまになられるんだけど、そのとき、声の仏さまになられたんだね」
女の子「・・??」
明水「それが南無阿弥陀仏なんだねー」
女の子「・・・??」
明水「君の口にナンマンダブツと響く声の仏になられて、君の耳にナンマンダブツと聞こえる仏になられたんだねー」
女の子「・・・・???」
明水「ナンマンダブツと言ってみなさい」
女の子「・・なんまんだぶつ」
明水「聞こえた?」
女の子「うん」
明水「よかったね阿弥陀さまがいつも一緒だね」
女の子「へーー!」
明水「じゃあ今度は阿弥陀さまの十二の光の話をしてやるからあと2ページ暗記しときなさい」
女の子「・・・・・・」
明水「阿弥陀さまは君をいつでも十二の光で照らしているよ」
女の子「・・!!!!」
女の子の目はきらっきらに輝いていました。
仏さまの話は目を輝かせるんだなー。
・・うわさ話で目を輝かせる人もいるけども。
日頃うわさ話を好んで聴き、うわさ話を好んで話す私たちですから、お寺で仏さまの話を聞きませんか。
うわさ話は人さまの話。仏さまの話は私に問いかかってくださる話。生まれて年をとって病にであって死んでいかねばならない私に問いかかってくださるお話です。
深川倫雄勧学和上が、『大無量寿経』の講義の途中で、
「あんたら坊さんは幸せもの、ご門徒さんの法悦の中を生きる幸せもん」とおっしゃった。
法悦とは仏法に遇えた悦び。
ちっちゃな女の子の法悦に育てられた一日でした。
今現在、この子が暗記しているのは。
帰命無量寿如来 きみょうむりょうじゅにょらい
南無不可思議光 なもふかしぎこう
法蔵菩薩因位時 ほうぞうぼさついんにじ
在世自在王仏所 ざいせじざいおうぶっしょ
覩見諸仏浄土因 とけんしょぶつじょうどいん
国土人天之善悪 こくどにんでんしぜんまく
建立無上殊勝願 こんりゅうむじょうしゅしょうがん
超発希有大弘誓 ちょうほつけうだいぐぜい
五劫思惟之摂受 ごこうしゆいししょうじゅ
重誓名声聞十方 じゅうせいみょうしょうもんじっぽう
ナイスだぞおもしろいちびっ子!


今日は夕方から観行寺坊守さまとご門徒さんが来寺してくださり、大法要の献花のブーケを製作してくださった。
左が勝明寺のブーケ名人の門徒さん。右がブーケ名人の坊守さん。
ブーケはうちの母ちゃんの希望で青色黄色赤色白色。
『仏説阿弥陀経』には極楽浄土の様子が説かれている。
浄土には池があり、その底には金色の砂、そして八功徳水という素晴らしい水が満ち満ちている。
その池には車輪ほどの大きな蓮の花が咲いている。
青い蓮には青い光が、黄色い蓮には黄色い光が、赤い蓮には赤い光が、白い蓮には白い光が。そしてそれらは清らかな香りを放っている。
そのまんまの色で輝く素晴らしい世界なのだ。
経典は漢文であるから、
「池中蓮華 大如車輪 青色青光 黄色黄光 赤色赤光 白色白光 微妙香潔」とある。「呉の音読み」で読むので、
「ちちゅうれんげ だいにょしゃりん しょうしきしょうこう おうしきおうこう しゃくしきしゃっこう びゃくしきびゃっこう みみょうこうけつ」と読む。
経典は漢文なので「なんのこっちゃ??」と思う方も多いが、まことに有り難い。
阿弥陀さまに生まれさせていただくお浄土はかくも素晴らしい。
青い蓮には青の光。そのまんまで輝くとはありがたい。
素晴らしい水があるとはありがたい。
あるお父さんの話。
息子さんを白血病で亡くされたお父さん。その方がお坊さんの法話を聞かれてぽろぽろと涙。
「極楽浄土は、そのまんまの色で輝くのですか、水もあるのですか、きれいなのですか。」
うちの母はこの「青色青光 黄色黄光 赤色赤光 白色白光」が好きである。
うちの母は娘を一人亡くしている。
なんだか四色のブーケがキラキラ光って見える。


今日は餅つき。大法要で荘厳するお餅つき。
またまた多くのご門徒様にお手伝いをいただく。
この方々は家事等のスペシャリスト。
お掃除もスペシャリスト。
こんな顔ぶれです。
料理仕切り名人。
いなり寿司名人。
コーヒー名人。
餅名人。
舞名人。
散髪名人。
段取名人。
事務作業名人。
WBCの試合運びに興奮しながら餅を丸めた方も。
興奮しながら餅を叩いた人も。
今日もお寺は楽しい時間が流れたのでした。有り難いです。


いよいよ今週末、当山勝明寺新本堂落慶大法要です。
お稚児さんも185名になりました。
毎日、いろんなご門徒さんが「多くの方が気持ちよくお参りできるように」と、大集合してお掃除、事務!
一段落したら、お茶!お菓子!楽しいおしゃべり!そしてまた汗を流してお掃除!
いいですねー賑やかです!お寺は楽しいです!
20人くらいの大家族で生活しているような気持ちです。お母さんが15人くらいいる感じです。
今、ご飯おかわりしたら確実に15杯でてきますな。
そうそう、白象が稚児行列に参加します!
せっかくだからお稚児さんたちにこの象の名前をつけてもらいたいです。
名前募集してます!
わたくし副住職にネーミングセンスはありません。
「マンモス西」ぐらいのボクサーみたいな名前しか浮かびません。
よろしくお願いします!
ちなみにこの白象、身長160㎝くらい。


境内に白い砂利が入り明るくなりました。
明るくなると広く感じます。
昨日は大法要の会議でした。スタッフは計100人!
それくらいいないと回らないのです。
稚児行列も締め切りました。29日はお稚児さんが172名!保護者216名!それに雅楽が来て、総代さん達の裃の行列があり、婦人会の留め袖の行列。
そのあとを法中(ほっちゅう)さんたち30名の行列です。法中さんとはお坊さんのことですね。
計440人くらいの行列になります。楽しみです。
28日の法要には法中さんが70名も出勤してくださいます。ありがたいです。にぎやかです。
どなたでも結構ですからお参りくださいませ。


本堂前の庭の工事がもうすぐ終わります。
いま、昔の砂利を運び終わり、土をいれたところです。
土の上に白い玉砂利が入る予定です。明るいお寺になります。
とにかく明るいお寺になります。
お楽しみに!
落成慶讃大法要が楽しみです!


お稚児さんの締め切りは3月15日。
現在、子どもが125人です。
最後にどどっと申込みが増えると思います。
にぎやかになりますねー。
申込み待ってます。


春の仏教婦人会総会に向けての会議が当山で本日夜7時から9時まで行われておりました。
50人ほどのご婦人方が来寺され、にぎやかに話し、にぎやかにお茶し、にぎやかに会議していかれました。
「写真を撮ってブログに掲載」と思ってましたが、すっかり撮るのを忘れておりました。
カレンダーのページに組内の行事や地図もアップしていきますので皆々様これからもご覧くださいませ。とりあえず八代組仏教婦人会の総会は今春4月18日(土)です。場所は当山勝明寺です。また追って委細掲載いたします。
ちなみに「八代組」と書いて「やつしろそ」と読みます。
「組」は「そ」と読みます。浄土真宗の熊本教区の八代市の寺院のひとまとまりを「八代組」といいます。八代市だけで20数ヶ寺あります。
それをまとめる人を「組長」といいます。「くみちょう」ではありません「そちょう」です。
法要の進行表を見ると「組長挨拶」とか書いてあったり、祝賀会の進行表を見ると「乾杯は組長発声」とか書いてありますから、驚く方もおられます。
「く・・くみちょう?!」
勘違いなさらないように!「そちょう」です。
今後もこのブログでたまに「今日は組長のところに行きました」とか「今日は組長さんに怒られました」とか「今日は組長のたのみでお届けものをしに行きました」とか「組長と盃をくみかわしました」とか「組長にケジメをとれと言われました」とか書くと思いますが、全部「そちょう」ですからね!
ちなみに私たち後輩僧侶は「組長先生」(そちょうせんせい)と呼んでます。


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