第11世坊守往生

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前坊守 利楽院釋惺子 往生     
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勝明寺11世坊守木下惺子が10月5日午前10時33分、90歳を一期として往生の素懐をとげました。
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晩年は6年間入院しておりました。

寂しいときもあったでしょうが、お見舞いに行くと「お寺が忙しいだろうから早く帰りなさい」と言うこともありました。
門徒さんの逝去を伝えると病院で合掌して泣くこともありました。元気な時にはベッドの上で『正信偈』のお勤めをすることも。時には恩徳讃を歌ったり。弱りながらも有難い姿を見せてくれました。

前坊守惺子は大正10年11月9日に勝明寺10世木下貫心の一人娘として誕生しました。

昭和16年に結婚し、3人の母親となりますが、33歳の時から住職代務としてお寺を女手一つで護ることになりました。

長男慶心が結婚して住職継職してからも、慶心がご本山本願寺の要職に就いたため、惺子は老体に鞭打って法務を手伝いました。

84歳まで自転車に乗り回して門徒の家庭へお参りしました。「法事は婆ちゃんにお願いします」とリクエストされることもあり、門徒さんに慕われた有難い一生でした。

前坊守の生涯には庫裏、納骨堂、山門や、二回に亘る本堂建設と嬉しいことが沢山ありましたが、その反面、いろいろな苦労もあったことと思います。

忙しくともいつでも、色んな人に優しく接し、静かに仏さまの教えを伝えていました。

同じお念仏の教えに出遇った私たちはまたお浄土で会います。また会うことを楽しみに思いながら通夜、葬儀を勤めました。

ご門徒さま方、今まで前坊守がお世話になりました。ご繁多のところをご会葬くださいまして、誠にありがとうございました。

西本願寺よりご門主さま直筆の院号法名を賜りました。

院号は利楽院です。利楽というのは「利益し、安楽を与える」という意味です。多くの人に教えを伝え安らぎを与えてくれた婆ちゃんでした。

称 名

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